世界選手権EX

カナダなのに照明が導入されている!!スポットのみとはいうものの、スケーターは大変でしょうね。旗もちのみなさん、姉ちゃんずが色々して、まずは地元カナダ勢。今回は意外とのびなかったんですよね。「のばそう」という力もいつもよりは感じませんでした。ウイング・ロウはコッペリアするかな?と思ったらせず、オタク風眼鏡青年がパーラーガールのような服をきてるウイングと何かしてました。現役最後にこんなことするあたり、大好きだ。独創的なリフト、コミカルでとにかく派手なカップルでした。
で、次がバトル。サムソン&デリラ、ピアノバージョン。イナバウアーからのイーグル、イーグルからの3ルッツ…どーして彼はこんな位置で滑ってるの。美しく繊細なのに力強いエッジさばきでした。それが皮肉にも、周りに色々といわれることになるんでしょうか。
中野、いつもと同じかと思いきや、キャッチフットスピンがとってもうまくなってて感動。彼女のスピンは本当に本当に素敵です。イナバウアーもいただいたし、もういっそのこと競技PGにしてしまえばいいのに!バトル→中野へのコンボは最強です。とっても神秘的で心が洗われました。
マルブン。サタデーナイトフィーバー!ブンタンはこういうキャラだったんでしょうか。もっとおねえなんだと思ってた。楽しい楽しいEXのなかにたくさんの高難度エレメンツを盛り込んでます。特に各リフトの使い方がいいです。
エマ。カナダが続きます。いつもの。ここまで何度もみると普通あきてくるんですが、彼のこのEXはとっても好き。彼ほどキラキラパンツ&肩パットいれまくりジャケットをきこなせる選手もいなかろう。
デロショー。女性の服がかわりました。とっても耳に残る曲ですよね。その美しさとは裏腹に、このEXは見てるだけで腹筋背筋腕筋が鍛えられそう(笑)それを簡単に踊りきる力量は目を見張るものがあります。今季は色々ありましたが、来年はユーロ、ワールド共にメダル候補の筆頭といっても過言ではございません。
ソコロワ。ワオ、イナバウアー流行ってる!顔芸、身のこなし、とってもキュートです。何度もいいますが、16歳?いいとしなんだから、来年は大人ソコがみれるのかな。
井上&ボルドウィン。スロージャンプはループでしたが、2アクセルソロジャンプをとぶなど、今日も井上はキレキレ。ジョンも最後はノーハンドのリフトをするなど負けてませんでした。
織田。今日はマリオ。男子シングルの新星といわれちゃいました。あの照明の中で3-3をとぶあたりエマとは違うところね!(笑)ループではこけちゃいましたが、独特のコインゲッツもジャンプもウケてました。日本からは5組派遣してそのうち3組がEXにでている…最高の結果ですね。来年の東京ワールドにむけて弾みがつきました。
ドロバナ。これはお金とらないといけません。6分弱ありますよ。逆に言うと6分でパイレーツ〜の世界を描けてしまう力量たるや!ユーロのときは下までちゃんとみてなかったんですが二人ともブーツがいかしてました。東京までみたいよー!!
コーエン。ここからメダリスト。シャルロットをいつもより長くみせております。そのほかサーシャがサーシャたるやゆえんをいかんなくみせつけました。…ただスパイラルでの手キラキラがなかったのが残念。
ペトティホ。アヴェマリア。スパイラルのロマンチックさ、リフトの多彩さはいつもどおり。EXとはおもえない難しいことを盛り込みまくった演技でロシアのロシアたるゆえんをみせつけました。
ロシェット。小休憩の後ライクアプレイヤー。なぜかここに入り込む(笑)やっぱりマドンナの声がはいってるほうがいい。ジャンプもなんでもなくとんでたし、ステップもよかったので一瞬メダリストなのかと思った。
デューヴ&デービソン。ライオネルリッチーが誰かとデュエットした曲。五輪ではリフトが怖かったんですが、よくなりました。最後のスピンがとてもキレイ。来年は東京にきて、実力でEXにでてほしいペアのひとりです。
ライサチェクESPNではインタビューというか小さな語りというか、ありました。どうでもいいですがそのサングラス!!それではいつぞやの中田ヒデだ。うってかわってリンクには王子様ライクな衣装で登場、選曲がTime to say goodbye。ただでさえキャンディキャンディにでてきそうなルックスなのに。これもベタっちゃあベタ。この曲だとどうしてもアニペーのゴールドスーツをどうしても想像しちゃう。イーグルが少し気になりますが後はなかなか。でもでも、次回は冒険してほしいなー。
ベルアゴ。ラ・ローサ。タニスって本当柔軟なんですね。彼女単独でのレイバックスピンはシングルの選手かと思いました。これまではおもしろ担当でしたが、真っ当な(?)ダンスは世代交代を意識してるんでしょうね。少しもったいなく感じる。型にはまることなく、彼らなりのダンスをみせてほしい。
村主。「スグリはバスケをします」といわれる。多分カートに(笑)全然雪がまわない、氷がいいということもあって、彼女のエッジ使いの美しさを堪能することができました。そして3ルッツ、3フリップを飛ぶ!!えらすぎ。感動しました。
ジャンジャン。ハティ大佐が帰ってきました。恐ろしい高さのツイスト、男性の力のみで保たれるリフトの数々、それでも常に笑顔のハオが愛らしい。散々振り回されてもポーカーフェイスを崩さないダンとの対比をお楽しみください。
ジュベ。ここ数年、大会を追うごとに「ブライアン隊員!!」とよびたくなる。ダフトパンクをテカテカの宇宙服で踊りきりました。彼はフランス選手には珍しく正統派だと思ってただけにくらいました。すました顔して高難度のジャンプをポンポン飛びますし、トゥステップもやります。そして回転しまくります。最後のポーズがヤグディンの模倣というより、HGの新ギャグなんですけれどどうしましょう?
デュブロー。FDの衣装でODのバラードバージョン。振り付けは違いますが。とにかくタッチがキレイすぎる。アクションショーや体操っぽい演技が多い中、もっともアイスダンスらしかったです。毎回思うんですが、線の細い男性があのリバースローテーショナルリフトをどうやってやってるんですか。
マイスナー。虹の彼方に。浅田に挑戦状を叩き付ける?FSの翌日ということで、色々と大変だったでしょうに笑顔でよくがんばりました。3ルッツもとんだし。来季「ワールドチャンピオン」と紹介されるので辛いこともあると思いますが、なんたってかわいいし、この演技もとってもスケーターらしいスケーターって感じで好感がもてますね。アンコールではそれまでのEX曲BREAKAWAYを。音楽とよく調和したステップ、2アクセルから2トゥ2ループのコンボをするりときめてくれました。
パントン。Gira Con Me。2アクセルをはじめ全体的によく合ってました。男性のスケートがとってもうまい。特にイーグル姿勢。ありえないようなリフトも、高さのあるスロージャンプも簡単にきめます。スローパートができるのはいいですね。報われました。アンコールはアップテンポなサルサっぽい曲にのせて大技、小技をまんべんなくみせていただきました。アンコールというより二度EXを踊ったような感じ。大盤振る舞い〜!
ランビ。あ!普通の服きてる!!(ひどい)くそう、大好きな曲です。「I don't want to be」相変わらずジャンプの降り方がおもしろかったんですけれど、緩急を自在に操れるスピン、LP用のステップもあらふしぎ、音楽とよくあってました。とってもうれしそうに歌ってましたし、たくましい?腹をみせつけていました。寒そう。で、その衣装のまま踊る四季はなんか違う。慣れって恐ろしいもんだ。
デンスタ。トリを飾るのがデンスタ!しかもyou're beautifulをランビから譲りうけて、新衣装できました。スタビスキーによるデンコワへの公開愛の告白ですね。トリノでは逃げられてましたが今回はデンコも応える。この曲の結末はとっても切ないので、スタビしんじゃうんですけれど(だめじゃん)。今回はすきなだけリフトができるので見てる側も楽しかったんですが、この曲はなんていうか…ランビの印象が強すぎたです。でもデンコは本当に美しかった。アンコールはFDの最後のところ。こちらもリフトをうんとできるので、何よりも当人がキモチよさそうにすべってましたし、衣装もよくあってました。
で、フィナーレ。いきなり曲間違える(笑)いつも合同なのでどこに視線をあわせばいいのか迷うんですが、今回は優勝者とあと何組か、わけてやってくださりました。ランビもいつもより余計に回っております。曲にピタっとあって満足そう。最後はみんなでテンガロンハットをかぶります。みんな似合わないのに何の違和感もなかったブンタン!コーディネートされてました(笑)
とーっても楽しかったですよー。みなさんおつかれさんでした。