男子LP


1 Stephane LAMBIEL SUI 156.58 78.70 77.88 7.79 7.68 7.82 7.79 7.86 0.00 #24
2 Brian JOUBERT FRA 156.47 79.99 76.48 7.68 7.46 7.71 7.64 7.75 0.00 #20
3 Evan LYSACEK USA 149.97 76.97 73.00 7.29 7.00 7.46 7.29 7.46 0.00 #17
4 Emanuel SANDHU CAN 142.53 66.83 75.70 7.46 7.43 7.64 7.68 7.64 0.00 #22
5 Nobunari ODA JPN 136.73 66.43 70.30 7.18 7.00 6.93 7.11 6.93 0.00 #19
6 Alban PREAUBERT FRA 136.15 73.23 62.92 6.18 6.14 6.29 6.39 6.46 0.00 #7
7 Jeffrey BUTTLE CAN 133.81 58.61 75.20 7.54 7.46 7.46 7.57 7.57 0.00 #21
8 Johnny WEIR USA 128.66 56.88 72.78 7.39 7.18 7.11 7.46 7.25 1.00 #23
9 Matthew SAVOIE USA 128.08 60.72 68.36 6.82 6.86 6.79 6.82 6.89 1.00 #14
10 Ilia KLIMKIN RUS 126.41 58.99 67.42 6.96 6.61 6.75 6.71 6.68 0.00 #18
11 Sergei DAVYDOV BLR 125.54 63.20 62.34 6.54 6.07 6.21 6.21 6.14 0.00 #13
12 Gheorghe CHIPER ROM 125.29 59.31 65.98 6.54 6.46 6.64 6.64 6.71 0.00 #11

ランビ@
最終滑走、一時はどうなるかと思いましたが、3アクセル、4トゥ3トゥのコンボと慎重に丁寧におりていきます。しかし得意なはずの3ループで両足着氷、アクセルの時から一環して今回はジャンプに高さがみれませんでした。それでも次の2アクセルには修正。中盤以降の4トゥ、3フリップ3トゥ、3ルッツ2トゥに成功し、見事に優勝しました。残念ながらおととしあたりの「夏休みに少年が草むらを疾走するような」スピーディーなスケーティングはみられませんでしたが、去年のような2度も大きなジャンプミスしたくせにーの王者から、認められた王者となったはずです。ストレートラインのステップが大好きだ。

ジュベ@
男性的な表現が得意なあげあげフランス君が戻ってきました。4トゥ3トゥ、続く3フリップ2トゥ、3アクセル、時間ボーナスがつきそうでつかなそうな単独4トゥ…よくコントロールされたジャンプに今季力をつけたスピン、今年は調子を戻すので精一杯という感じでしたが、それでも二位。技術的には1位。ちなみに3アクセルは一度しかとんでません!二度とびだすとランビを抜きます、てことで、来年はどうなるかわかりませんね。

ライサ@
クワドとんだ。あの低空ジャンプで。しかもコンボで。両足着氷でコンボの3トゥはステップアウトしましたが。そのせいで思いっきりトランジッションのないつまんないPGになっちゃいましたけれど、彼が本気で4をとぶとは思わなかったので(コンボなんてもってのほか)これは最終組に多大なプレッシャーを与えたことでしょう。(実際半数以上がつぶれたしね…)演技終了後のガッツポーズが全てを物語ってます。フランクキャロルコーチも笑顔。

エマ@
4トゥは軸が思いっきり外れたのに2トゥとのコンボで降りきる、3アクセルはステップアウト、3ルッツ、3サルコウ、両足着氷の3アクセル2トゥ、3ループ、3トゥ、3フリップ2トゥ…上位に喰らいつく点数ではなかったけれど、とにかく転倒がなくてよかったですね。エルビスも拍手。地元だし織田より上でもよかったのにと思ったけれど、そうはいかず。アクセルが苦手だというアピールにしかならない導入の長さをどうにかしないと。

織田@
ふたりの異次元、ひとりの歴史的瞬間の中で、よくがんばりました。最終組のウォームアップの中にいるだけでもドキドキだったでしょうに。冒頭の3連続コンボ予定のアクセルで両手をつく。3アクセル単独に、それでもテンパることなく続くジャンプを3ルッツ3トゥ2ループにします。続く3サルコウ2トゥ、後半の3アクセルはよかったし、美しいスピンでは拍手をもらいました。で、何がダメだったかというと、コンボ予定だった3アクセル(結局単独)続く三連続のルッツからのコンボ、サルコウのコンボ、そして終盤でのルッツからのコンボ、と3回と決まっているコンビネーションを4度したのが低TESの原因だそうです。彼の修正能力の高さがまたしてもアダとなってしまいました。とぼうとしていたジャンプには責任をとれということでしょうけど、コンボにまで適用されるなんてちょっとかわいそうですね。それでも初出場で4位のこのスコアは、同大会の高橋も、オリンピックの高橋も上回りました。とりあえずスモールメダル、2枠ゲッツおめでとう。

アルバン@
ここで来た。ユーロではSPがよくてもLP滑りきるスタミナがなかったんですが、飛距離のある3ルッツ3トゥだったり、3アクセルを単独とコンボで二度いれてきたり、3連続ジャンプしてみたり、きっちりレベル4をとれるスピンだったり点数の取り方を熟知しております。順位争いとか関係ないので、見てて楽しかったです。スケーティングはもとより、姿勢がよくなったらPCSもでるかも。とれびあーん。

バトル@
3フリップ3トゥ、4トゥは両手をつく。こけなかっただけここ最近進化してるよ。…と思ったら3トゥでした。もう、あきらめたほうがいいのかもしれませんね。アクセルが抜けコンボのトゥループもシングル。二度目のアクセルもシングル。どれだけコケても失敗しても次のジャンプでの修正の力の高さは素晴らしかったのに…どうしたの。後半のルッツ、サルコウなんかも珍しくバランスを崩してました。それでもジャンプ以外でもエレメンツはいつもどおり。ですが結局カートに続くカナダ開催での地元チャンプはでませんでした。

ウィアー@
4回転ってなんなんでしょう、思わず哲学させるウィアー。美しい3アクセル3トゥ、4トゥは両足着氷ですがキチンとおりきります、しかし4回転ができてもほかで崩れては意味をなさない、3ルッツのコンボはバランスを崩しステップアウト、後半も本人が調子が悪いというように、スピンの軸がうまくとれてない箇所があり、ジャンプミスも。で、ディダクションされた3ルッツでの転倒はなかなか起き上がれず、起き上がらず。散々でした。ライサと比較されて色々とバッシングされそう。演技終了後深々と頭をさげました。カナダはなにかと相性がよくなかった。早くきりかえてきりかえて。

サボイは頭の3トゥループがダブル、3アクセル転倒と大きなミスがありました。3-2-2、3アクセル3トゥなんて素敵コンボをきめていただけに残念な結果。それでもこのPGは今季屈指のものだったと思います。ジュベとマトリックスがかぶってしまったクリムキンはアクセルでオーバーターン、4トゥは空中で回転が不足し3回転に、しかし続くジャンプを4トゥハーフループ3サルコウのシークエンスに急遽変更。しかしザヤックルールにひっかかる。SPで会心の出来だったチェンジャンは4-3を簡単にきめましたが、他のジャンプに苦戦し順位ががくっとおちました。

総合順位
1 Stephane LAMBIEL SUI 274.22 1 4 1
2 Brian JOUBERT FRA 270.83 3 1 2
3 Evan LYSACEK USA 255.22 2 8 3
4 Nobunari ODA JPN 251.21 1 3 5
5 Emanuel SANDHU CAN 249.89 6 2 4
6 Jeffrey BUTTLE CAN 241.59 2 7 7
7 Johnny WEIR USA 235.57 4 5 8
8 Alban PREAUBERT FRA 230.95 5 17 6
9 Chengjiang LI CHN 229.03 5 6 15
10 Ilia KLIMKIN RUS 227.78 3 10 10
11 Matthew SAVOIE USA 227.41 8 9 9
12 Sergei DAVYDOV BLR 222.44 6 12 11

結論、去年よりかははるかにマシ。
これで東京はスイス3枠(2つしか使わない)フランス、アメリカ、カナダ3枠、日本と中国、ロシアもギリギリ2枠って感じ?固まってますね。
しかし、今大会またしてもメイプルリーフが掲げられることはなかったという。