ペアLP


1 Qing PANG / Jian TONG CHN
124.22 65.71 60.51 7.54 7.46 7.64 7.57 7.61 2.00 #20
2 Maria PETROVA / Alexei TIKHONOV RUS
123.18 64.50 58.68 7.50 7.00 7.54 7.32 7.32 0.00 #17
3 Rena INOUE / John BALDWIN USA
122.27 67.62 54.65 6.93 6.61 7.04 6.79 6.79 0.00 #14
4 Dan ZHANG / Hao ZHANG CHN
120.84 64.39 57.45 7.43 6.93 7.25 7.18 7.11 1.00 #19
5 Valerie MARCOUX / Craig BUNTIN CAN
118.43 61.52 56.91 7.07 6.89 7.32 7.11 7.18 0.00 #18
6 Jessica DUBE / Bryce DAVISON CAN
110.91 57.42 53.49 6.82 6.50 6.89 6.61 6.61 0.00 #15
7 Aliona SAVCHENKO / Robin SZOLKOWY GER
108.84 55.03 54.81 7.04 6.68 6.89 6.86 6.79 1.00 #13
8 Julia OBERTAS / Sergei SLAVNOV RUS
108.56 57.37 51.19 6.54 6.21 6.39 6.54 6.32 0.00 #16

パントン@
滑走順の妙、どうしてもグダグダだったジャンジャンを優勝にはさせたくなかった意図が見え隠れ。ディダクション2で優勝って…ねえ。しかしひとつはタイムオーバーですのでご安心を(今回全体的に厳しかったです)それだけ技術と芸術のバランスがよかったってことで。初めの2アクセル2トゥ、続く3トゥで女性が転倒。どうなるか!?と思ったらツイストリフトで全てふっとんだ、その後も高い高いスロージャンプ、今季よりよくなったデススパイラル(この流れは二回とも、とてもよかった)、調和のとれたソロスピン、他の中国勢の派手さはないけれど音楽にも助けられ彼らなりの解釈の「オペラ座の怪人」パンがよく笑うようになったよね。スパイラルシークエンスからのペアスピンもよかった。それだけに転倒が悔やまれます…。それでも、それでも、初優勝おめでとう。

ペトティホ@
最後の舞いだとか、うそーん。PGがヴィヴァルディの「四季」にかわりました。ソロの3トゥ2トゥのコンボに成功、2アクセルも無難にきめ、幸先のいいスタート。ツイストはダブル、スロー3ループ、続くスロー3サルコウはランディングといい空中姿勢といい完璧な出来。そこから後半にかけて畳み掛けるようにリフト、ソロスピン、ペアスピン、デススパイラル、ペアスパイラル、回転リフト、得意のノーハンドのリフト、もういっちょデススパイラル。「冬」の一番美しくそしてすばやい旋律はステップに。あきらかにティホノフのスタミナを意識して前半に大技を重ねるプルシェンコ法に切り替えました。それでも最後スピードがガクッと落ちたり、ユニゾンがよろしくなかったり、新しいPGというだけあって音楽との調和がよろしくなかったり…と「アメージング!!ファンタスティック!!」ではございませんでしたが、ここ1位でもよかったですよ。SPの出遅れがなければ…と思わせる悲しい悲しい結果。

れなちゃんず@
お察しの通りまたもスロー3アクセル着氷に成功しました。おてつきだったけど、そこから持ち直しました。TES67点は全盛期の雪組並ですか。3トゥ2アクセルのシークセンスも成功。明らかに動きが五輪よりもよいです。驚くべきはそのスピンの距離、当たる!ってとこまで近づいています。そしてショスターコビッチのあの派手な曲によく調和した存在感あふれるスパイラル→リフトでシメ。よかったよー!!どこかでボルママがみているはず。そしてどこかでれな父もみてるはず。PBを10点近く更新、ほぼパーフェクトでした。東京にもきてほしいな。

ジャンジャン@
あー。あー。大技を失敗するとここまで削がれるってのがよくわかる結果となってしまいました。雪達が見守る中、4サルコウはさすがに無理だったようで、スローは3サルコウ。それでも高さ、距離ともに狭めなリンクでよくコントロールされてました。2アクセル3トゥのコンビネーションは女子シングルの選手でも難しいのに…それでも少しタイミングがあわず。それにもめげずに続く3ツイスト、スロー3ループは軽々と成功します…が、珍しく男性が3サルコウで転倒…。全体的に精細をかく演技ではありましたが、これが響きましてのこの結果。

マルブン@
眠たかったんですが、高い高いツイストリフトで目が覚めました。3サルコウ2トゥのコンボは男性が体勢を崩し(マイナス1くらいですむことを願う)2アクセルで女性が着氷後乱れますが(マイナス2)、観客を味方につけそのほかはうまくまとめました。最後にスロー3サルコウでシメるなんておしゃれ。エレメンツのレベル判定がめっちゃ高いでしょうね。リフトやデススパイラルでの体勢変化、正直難しすぎて少し身の丈にあってないと思いましたが、ここまでできる実力を持ち合わせてたんですね。リチャードの底意地を見た。

デューブ・デービソン@
若さいっぱい粗さいっぱいですが、2アクセル2アクセルのシークエンスをきめたり、ソロスピンをきっちりきめたり、抑えるところは抑えております。二度目のジャンプ3サルコウで女性がすっぽ抜けたのが残念でしたが、「きめるぞ!」という気迫がみえるスロージャンプとは裏腹に、(ほぼ女性が一方的に)ロマンチックなペアなのでこれからが楽しみですね。
(投げ込まれたふわふわテンガロンハットをかぶってたのが超カワイイ)

サフショル@
本日のかわいそうな人。どこでディダクションされたかまったくわかんない。3-3シークエンスを両方ともトゥループにしたから?男性が始めの3トゥでオーバーターン、続く3トゥはきれいにきまりました。ってことは、タイムオーバー?若いペアなのでピークをGPFあたりにもってきすぎたんでしょうね。いくら地元とはいえPCSがデューブと1点とかわらないってのはおかしいでしょう。もしかして2アクセルで屈伸オーバーターンしたのが原因か!?(まだひきずっている)苦戦していたスロー3サルコウをこれ以上にないくらいきれいにきめたり、スロー3フリップをしたり、難しい体勢変化のあるデススパイラルをしたり、とっても美しいペアなのに。ただ、リフトでの体勢変化の時女性の身体が折れ曲がるのが美しくないかな。次はリストかショパンラフマニノフか…クラシックみたいな。


最終順位

1 Qing PANG / Jian TONG CHN 189.20 2 1
2 Dan ZHANG / Hao ZHANG CHN 186.42 1 4
3 Maria PETROVA / Alexei TIKHONOV RUS 186.22 3 2
4 Rena INOUE / John BALDWIN USA 183.17 6 3
5 Valerie MARCOUX / Craig BUNTIN CAN 181.09 4 5
6 Aliona SAVCHENKO / Robin SZOLKOWY GER 170.08 5 7
7 Jessica DUBE / Bryce DAVISON CAN 169.72 7 6
8 Julia OBERTAS / Sergei SLAVNOV RUS 164.16 8 8
9 Dorota ZAGORSKA / Mariusz SIUDEK POL 160.79 9 9
10 Tatiana VOLOSOZHAR / Stanislav MOROZOV UKR 147.90 11 10
11 Marcy HINZMANN / Aaron PARCHEM USA 140.22 10 13
12 Maria MUKHORTOVA / Maxim TRANKOV RUS 135.70 12 12

なにはともあれパントンおめでとう!!!