男子予選

グループA
1 Stephane LAMBIEL SUI 160.90 83.40 77.50 7.85 7.55 7.85 7.70 7.80 0.00 #19
2 Evan LYSACEK USA 139.70 68.70 73.00 7.45 7.05 7.25 7.30 7.45 2.00 #17
3 Ilia KLIMKIN RUS 130.60 64.10 66.50 6.80 6.45 6.75 6.65 6.60 0.00 #3
4 Min ZHANG CHN 128.42 63.62 64.80 6.90 6.30 6.55 6.35 6.30 0.00 #10
5 Chengjiang LI CHN 125.70 61.90 63.80 6.70 6.05 6.50 6.45 6.20 0.00 #14
6 Emanuel SANDHU CAN 115.80 46.80 70.00 7.00 6.85 6.95 7.10 7.10 1.00 #1
7 Silvio SMALUN GER 114.18 53.48 62.70 6.40 6.10 6.25 6.35 6.25 2.00 #12
8 Roman SEROV ISR 114.18 55.58 58.60 6.10 5.70 5.75 5.95 5.80 0.00 #11
9 Anton KOVALEVSKI UKR 113.74 57.54 56.20 5.75 5.40 5.60 5.70 5.65 0.00 #4
10 Shawn SAWYER CAN 111.20 49.50 63.70 6.50 6.25 6.15 6.55 6.40 2.00 #8
11 Ivan DINEV BUL 109.54 48.44 61.10 6.25 5.85 6.10 6.10 6.25 0.00 #7
12 Viktor PFEIFER AUT 105.14 48.14 58.00 6.00 5.50 5.80 5.80 5.90 1.00 #18

ランビ@
スコアをご覧ください。前チャンプは別世界をゆく。調子の悪さがうわさされていましたが、出だしの長〜い準備動作からの3アクセル(笑)、成功!笑顔がみえます。次の4回転コンボは4-3。中盤の二度目の4トゥはランディングで体勢を崩し足が泳ぎますがなんとか持ちこたえる。次のフリップは軸が斜めになり着氷で手をつきますが、続く3ルッツ3トゥのコンボ、3サルコウとジャンプはキチンときめました。ただしスピンやステップ、スケーティングが「朝早い予選」ってこともあってかイマイチキレがみられず。それだけ難しいことをつめこんでいるってことですね…会場は勿論スタンディングオベーション。大きな転倒と小さなとりこぼしが多かった今季の中ではベストのパフォーマンスでした。PBにピーター先生も満面の笑顔。この調子を維持してくださいませ。
ライサ@
ファーストジャンプを4トゥに!!軸が斜めって途中で身体が開きスリップした形で転倒するものの、もうそれだけで拍手を送りたい。しかし、次の3アクセルも軸がよくない、一応降りきるんですがお手つきだけではふんばりきれず転倒。続くループもダブル…。序盤にジャンプを詰め込む構成とはいえ、ちょっとひきずりすぎ。次の3サルコウは成功、そのあとのポジションの美しいシットスピン。曲調が変わり持ち直すかと思いきや二回目の3アクセルはお手つき。しかしそこから流れのある3フリップ3トゥ、3ルッツ3トゥなどの高難度のコンボは成功。ここが大きいですね。2アクセルはランディング後の闘牛士のようなポーズがりりしかったです。そして最後の素晴らしいストレートラインステップ。彼らしくないミスが多々ありましたが、私はとってもステキだと思いました。
クリムキン@
出だしの3アクセルはなんとかふんばって成功、クワドは単独ですが入り方、高さ、ランディング、その後のスケーティング、すべてにおいて今夜一番きれいだった。一回目の3フリップからのコンボジャンプの3トゥが2半くらいでおりてきちゃいますが、スピンといいステップといいクリムキンワールドを堪能。3-3がない、3Aも4も単独だけってことでTESが低いのはわかるけれど、なんていうか…相変わらずPCS低。滑走順の妙とはいえ2コケのライサとどう違うってのよー!?クリムキンイーグルのオアヅケが影響されているんだわ!(笑)
ミン@
三十路手前。それまでアマを続けていることをまず尊敬。そして4トゥ、4サルコウをきっちり成功するところを尊敬。(しかもとても簡単そうに!)3フリップからのコンボは壁に近づきすぎて1トゥしか続けることが出来ませんでした。他小さなミスは結構ありましたが、PBに近いスコアをたたき出しました。ステップもとってもよかったよー!
チェンジャン@
中国勢はそろってグループAでかわいそうでしたね。チェンジャンは大きな大きな4トゥ2トゥ、3アクセル2トゥなどのコンボに成功し、そのほかのジャンプもそろってランディングが泳ぎますがなかなかいい出来でした。しかしキャメルスピンは相変わらず微妙。サーキュラーステップも少し円が小さかった。努力のあとはよーくわかるんだけどな。後半は3アクセルふかしたりしてスタミナ切れを露呈…。それさえなければもうちょっとでてたかも。もったいない。
エマ@
初めの4トゥはオーバーターンしますが成功。これで勢いにのってほしい所ですが苦手のアクセルがシングルに…。スピンやステップ、音楽の使い方、表情、どれをとっても表彰台にのれる選手なのに。今回も2度目の3アクセルは両足着氷で転倒。続く2アクセルもパンク。面倒くさそうにスケートしてるみたいに見えた。エッジ系のジャンプはうまくいっただけに惜しい。ややランディングが硬かったのが心配。ラストの表情がえなりかずきに似ていた。

グループB

1 Nobunari ODA JPN 144.90 76.00 68.90 7.05 6.75 6.90 6.95 6.80 0.00 #18
2 Jeffrey BUTTLE CAN 137.90 65.60 74.30 7.55 7.25 7.35 7.40 7.60 2.00 #8
3 Brian JOUBERT FRA 136.20 64.00 72.20 7.35 6.95 7.25 7.35 7.20 0.00 #16
4 Johnny WEIR USA 133.50 62.00 71.50 7.40 6.85 7.20 7.20 7.10 0.00 #2
5 Alban PREAUBERT FRA 132.70 71.00 61.70 6.25 5.90 6.15 6.30 6.25 0.00 #5
6 Sergei DAVYDOV BLR 123.30 63.30 60.00 6.35 5.70 5.95 6.05 5.95 0.00 #15
7 Tomas VERNER CZE 121.12 59.22 61.90 6.45 5.95 6.20 6.20 6.15 0.00 #11
8 Matthew SAVOIE USA 120.30 57.20 65.10 6.70 6.35 6.40 6.60 6.50 2.00 #6
9 Gheorghe CHIPER ROM 116.40 55.60 62.80 6.30 6.25 6.20 6.30 6.35 2.00 #13
10 Andrei GRIAZEV RUS 115.30 54.80 61.50 6.45 5.95 6.10 6.15 6.10 1.00 #3
11 Gregor URBAS SLO 114.88 61.38 54.50 5.70 5.30 5.35 5.45 5.45 1.00 #12
12 Kristoffer BERNTSSON SWE 103.54 50.34 55.20 5.85 5.50 5.35 5.45 5.45 2.00 #14

織田@
無欲の勝利?ジュニアと違い25%の得点が入るシニア世界選手権。初めての挑戦でいきなりグループ首位、全体でも2位ってなんてことかしら。少し硬い表情、自分を鼓舞するような動作、独特のアクセルの入り方、緊張が伝わってきます。しかし一番はじめの3連続コンボ3アクセル3トゥ2ループを体勢を崩しオーバーターンながらもマイナス2くらいで成功。他の選手がジャンプでミスを重ねる中、4はないけれど3アクセルを二度成功させ、コンボもきっちりきめるなどミスのない演技。スピンがうまいのが得点にダイレクトに反映してます。最低ラインが低い子だとは思っていましたが、ここまでうまく調整ってできるもんなんですね。世界ジュニアで優勝したのも、シニア大会で初めて表彰台にのったのもカナダ。相性がいいのかも。SPは安心してみれる数少ない人なので、LPでこれだけ評価されると期待してしまいます。

バトル@
今回もアップダウンが激しかった。初めの3-3を軽く成功させ、スケートがスピードにのってきていい感じかと思いきや続く4トゥは空中で回転が不足し2ちょいに。そこで守りに入ったのか次の3アクセルは軸が完全に外れて転倒。中盤でのスピン、なんでもない動き、そのときのフリーレッグの美しさで魅せ、続く3アクセル3トゥは完璧にきめます。しかしやっぱり彼の100%の動きではなかったです。普段はもうちょっと余裕をもってすべるんですが。それでもイナバウアからの3フリップ2トゥ3ループは素晴らしかったです。なのに続くルッツでこける。どこかひとつ失敗しないといけないようになっているかのようです。うーん。本当もったいない。

ジュベ@
PGをマトリックスに戻しました。…もっと早く気づけよ。色々あったんだろうな、少しやつれたジュベール君です。初めの4トゥ3トゥはオーバーターンですが成功。続く3フリップ3トゥ2トゥ、3アクセルと難易度の高いジャンプを次々にきめていきます。肩と腰をふってリズムを刻んだり、心臓ドクドクいわせたり、銃弾をよけるために背中をそったりーとおもしろムーブがまたみれた。ラッキー。ルッツまではうまくこなしたんですが、やはり中盤以降ボロがでてきます。ジャンプが2回転になったりランディングが雑だったり「つなぎのステップ」が全然なかったり。転倒こそありませんでしたが、こればっかりは致し方ないですね。

ウィアー@
4回転成功オメ!!!!!!!!まずは世界一美しい3アクセル3トゥのコンボ。そこから両足着氷→ステップアウトしましたが4回転をおりましたよー。えらい。続く単独のルッツ、アクセルもきめるんですが…問題の後半、徐々にスタミナがなくなっていくのが丸わかり。ループが2回転、続く3ループは成功するもののコンボが2に。そのあともジャンプが続きますがだるいですジョニーさん。でも正直ここまで低いとは。3アクセル二度きめたのに。PCSなんか6点台もあるんですけれど。ジュベより下ってありえない…タラソワ政権が崩壊している。

アルバン@
なんだか調子よさげです。コンボは3-3がふたつ、3アクセルから2トゥ。お客さんのせるのうまい。TESだけではびっくりの2位。SPならともかくLPでこれだけできるってある天才かもしれません。ジャンプだけってわけじゃないし、かといって格段に構成がいいわけでもスケートがうまいわけでもない。最後スピードがおちるんですが若さでのりきってます。かわいいです(笑)コーチもかわいいです(笑)五輪でてる組とでてない組で明暗がハッキリわかれちゃいましたね。

それをうけてのSP滑走順 http://www.isufs.org/results/wc2006/SEG003.HTM

Warm-Up Group 4
19 Alban PREAUBERT FRA 7 33.18
20 Min ZHANG CHN 9 32.11
21 Chengjiang LI CHN 10 31.43
22 Sergei DAVYDOV BLR 11 30.83
23 Emanuel SANDHU CAN 15 28.95
24 Johnny WEIR USA 6 33.38
Warm-Up Group 5
25 Evan LYSACEK USA 3 34.93
26 Nobunari ODA JPN 2 36.23
27 Ilia KLIMKIN RUS 8 32.65
28 Stephane LAMBIEL SUI 1 40.23
29 Brian JOUBERT FRA 5 34.05
30 Jeffrey BUTTLE CAN 4 34.48

あれだけ突出したスコアも25%にしたらこんなもの(それでもすごいよランビ)
安定した実力のあるライサ、織田で始まり、アップダウンの激しい輩でしめくくる最終組。

個人的にはこれで厄?が落ちたバトルが有利だと思います。
SPでノーミス、LPで4トゥ成功、カナダ開催で優勝、希望をこめて、ね。
あと、SPが強いアルバン、ウィアー。パーフェクトになるとエマもくるでしょう。あとはいろんな意味で正念場、ロシア代表ドーチャ…大丈夫かなあ。