トリノ五輪アイスダンス

1 NAVKA Tatiana / KOSTOMAROV Roman RUS 200.64 2 1 1
2 BELBIN Tanith / AGOSTO Benjamin USA 196.06 6 2 4
3 GRUSHINA Elena / GONCHAROV Ruslan UKR 195.85 5 3 3
4 DELOBEL Isabelle / SCHOENFELDER Olivier FRA 194.28 7 4 2
5 DENKOVA Albena / STAVISKI Maxim BUL 189.53 3 5 5
6 FUSAR POLI Barbara / MARGAGLIO Maurizio ITA 183.46 1 10 8
7 DROBIAZKO Margarita / VANAGAS Povilas LTU 183.21 8 8 6
8 CHAIT Galit / SAKHNOVSKI Sergei ISR 181.16 13 6 7
9 DOMNINA Oksana / SHABALIN Maxim RUS 173.76 9 9 9
10 KERR Sinead / KERR John GBR 167.43 11 11 13
11 WING Megan / LOWE Aaron CAN 166.40 12 12 12
12 KHOKHLOVA Jana / NOVITSKI Sergei RUS 164.48 14 13 11
13 FAIELLA Federica / SCALI Massimo ITA 164.37 10 21 10
14 GREGORY Melissa / PETUKHOV Denis USA 159.15 15 14 14
15 WATANABE Nozomi / KIDO Akiyuki JPN 153.41 17 15 15


よほどのことでもない限り、ナフコスが優勝…とかいいながら、よほどのことが起こりましたね。
マリフラ組がWD…GPFでリフトのミスがあって未消化な部分があったにもかかわらず3位だったあの演技、もし完璧な状態で滑りきっていたら…なんて思案してしまいますね。
こでれはやめるにやめきれないでしょう。失意のうちに引退してぐだぐだしている組がスグ近くにいるものね(涙)まずは足の状態をよくして、それでワールドの開催地はどこよ!?あとひとふんばり、がんばってほしいな。当日中は歩けなかったくらいなんですから。…それと同時に、ああいった危険なリフトがレベルをあげるために必要っていうことが、もうセンスないなって思うんですけれど。どうなの。
なにはともあれナフカルメン優勝おめでとうございます!!
ここがトップにたった当初は「ダンスも終わり」と揶揄した人もいました。いきなり全てのカップルの「頂点」であり「基準」になったことに違和感を持った人もいました。
だけど、この日、少しだけ緊張して(ナフカでも緊張するんだと思った)動きがコンパクトになってしまったけれど、一連の流れはいつもどおりよどみがなかったですし、このカルメンはナフカ達にしか踊れない素晴らしいものだった。もう誰も異存はないはずです。圧巻!
1 NAVKA Tatiana / KOSTOMAROV Roman RUS 101.37 51.73 49.64 8.25 8.11 8.36 8.32 8.46 0.00 #21
その後に踊ったのがデンスタ。思った以上にナフカインフレはおこらなくて、さすが五輪の審判団だと思った(笑)しかし点数がでないってわかっていて、あれだけ動きまくった個性的なダンスは、今回のレベルが拮抗した大会に彩りをそえたに違いないです。ディダクション2のうち最後のリフトの1はかわいそうかなと思ったけれど(持ち味を失うことですからね)調整ミスは致し方ないかな。TESのベースバリューは驚きの46点台。それが彼らがただのキワモノでないことを存分に示していました。にしてもPCS…ついにベルアゴにSSまで負けてしまいました。
5 DENKOVA Albena / STAVISKI Maxim BUL 96.03 51.34 46.69 7.79 7.71 7.75 7.89 7.82 2.00 #22
そしてグルゴンの3位が実は一番うれしかったりする。よくもまああれだけの難しいPGをここまで踊りきりました。継続は力なり。ドーナツポジションはこの曲にいちばん自然にとけこんでいましたし、リフトにもどんどん工夫がされていって、シーズン通して飽きることはありませんでした。そしてフィーリングがビギンしました。ヤグをはじめ色々な選手がとりくんでいて「どうしてこんなに魅力があるのかしら」と思ってたんですが、少しわかってきた気がします。
3 GRUSHINA Elena / GONCHAROV Ruslan UKR 99.17 51.40 47.77 7.86 7.86 8.04 8.07 8.07 0.00 #20
そしてデロショ。デロベルのキレっぷりはここ一年ずーっと4位(GPFはまさかの最下位)という厳しい壁にブチあたっての行動だったんでしょう。CD-OD-FDとそれぞれ違った面を出し、全てにおいて高TESでまとめあげ、その上オリジナリティを追求した。もうおなじみとなったショーンフェルダーのリフトでのイーグルはそれをまねたどこのカップルのそれより角度、カーブ共に素晴らしかったですし、氷の表面スレスレに身体をたおすムーブも、手袋で仮面を作るムーブも、ヴェニスのカーニバルといった怪しさと美しさをとても表現していました。既存のものではないところを追い求めた結果、フリー二位。最終滑走にふさわしい演技でした。
2 DELOBEL Isabelle / SCHOENFELDER Olivier FRA 99.50 51.43 48.07 8.04 7.93 8.00 8.14 8.00 0.00 #24
んでもってそのベルアゴ。まあ「コーチがどのカップルに重きを置くか」の点から負けていたにもかかわらず、ギリギリでよくぞ仕上げてきました。これは必ずしも勝負プログラムではありませんでした。たとえば以前のPGからひっぱってきたリフトだったり、ほかのカップルが高評価を得ていたツイヅルだったり音楽表現よりもレベル判定に重きを置いたステップだったり。スパニッシュな雰囲気はもしかしたらウイング・ロウの方がでていたかもしれない。でも確かに技術は高いし、まだまだ伸びしろがあるってところが末恐ろしい。何より身体の線、あふれでるダンスの雰囲気。ダンススピンでのドーナツポジションにあきあきしていた中で、あのレイバックはとても新鮮で美しかったです。珍しくミスがあったにもかかわらずTESでのこの評価。でもやっぱり時期尚早かなあって思うの。考え方が古いのかな。
4 BELBIN Tanith / AGOSTO Benjamin USA 98.17 50.24 47.93 7.93 7.93 8.00 8.07 8.07 0.00 #23
で、そのコーチが重きをおいたのが明らかにドロバナだったという。「一年限定復活のくせに!」とひがんでいましたが、さらにうまくなって帰ってきてくれてとってもうれしかったです。スピンでのミスがなあ…。それがなければ完璧だったんですが。オペラ座の怪人はたくさんの選手がトライしていましたが、本場のショーのような華やかさは彼らにしかだせないでしょう。緊迫した雰囲気にさわやかな風がたなびきました。
6 DROBIAZKO Margarita / VANAGAS Povilas LTU 95.19 49.80 45.39 7.54 7.39 7.71 7.57 7.75 0.00 #16
もうチャイサフはレベル4とか狙ってないんだろうな。高い評価のものを無理やりいれるより、音楽やリズムを崩さず流れに沿った演技を志す、そういうスタンス。それが随所に現れていました。結局ドロバナには勝てませんでしたが、もうここまでくると順位とかそういう問題ではないですね。最後ライバルでもあるナフカを祝福しにいったチャイトの邪のない笑顔、やっぱり育ちが違う(笑)
7 CHAIT Galit / SAKHNOVSKI Sergei ISR 94.44 49.59 45.85 7.54 7.54 7.75 7.79 7.68 1.00 #19
フーマル。もうマルガリオの気後れっぷりが涙を誘う。苦労したんだろうな。リフトでの不安定さが特に目につきました。個人的にはドラキュラをもう一度みてみたかったけれど(笑)やっぱり本気でメダルを狙うのならば、シーズン通して参加するべきだったなと思います。つうか本当はでたくなかったんじゃねえの。っておもうくらい散々だった。それでも全体順位ではチャイサフより上なんだよなあ。
8 FUSAR POLI Barbara / MARGAGLIO Maurizio ITA 92.95 47.93 46.02 7.54 7.54 7.71 7.89 7.79 1.00 #17


そのほか、なべきどが第2グループまで終わった結果一位!製氷中に涙がこぼれましたよ。心の奥底から踊ることへの喜びがにじみ出ていたマイフェアレディ。15位っていうのは、1組棄権でもっての目標達成だったってのがひっかかりますけれど…スピンはもとから軸がしっかりしていたんでよかった、リフトは男性が片足になったりドーナツポジションにもってきたり、ここ一年で驚くほどのびた。あとはサーキュラーステップですね。
それと、不完全燃焼なのはレ・ミゼラブルと、コッペリアコッペリアはもう一回みたかったのに。(イゴーリ先生が少し嫌いになる)でもベテランなだけあってタンゴ、とてもよかったです。ペシャブルはCDから転倒だったからなあ。ここはユーロのODだかで以前もコケてましたよね。まだまだ甘いけれど、それでも細かいところまでプロデュースされてる。フランスダンス界の未来は明るい。