モロゾフさんについて

こちらにいらっしゃる方はどうやってここへたどり着いたのか、アクセスを分析できるんですが、「フィギュアスケート」が一番なのはもとのこと「イナバウア」や「モロゾフ」「コストナー」「ランビエール」などなどなど、五輪近いなっって感じです。

そこで、特に多いモロゾフさんについて語ります!!

モロゾフさんは元アイスダンサー。30歳。
そのパートナーは現世界チャンプのナフカ。(ロシアではパートナー組換えは日常茶飯事)
だいたい98年くらいまで競技会にでてましたが、この方、実はあまり上手ではなかったのでナフカの妊娠⇒出産もあって(お相手はコーチのズーリンさん)、現役引退。彼に対してナフカがうますぎて釣り合ってなかった…って感じかな。
そしてタラソワさんに師事し、振付師としての才能を開花させます。
そのタラソワさんは元ペアスケーター。銀板の妖精とよばれていたこともあったんですよ。
しかし押し寄せる年月の波にのまれ、身体的に衰えた(ひどい書き方スイマセン)彼女はスケートを滑ることはできません。オンリーコーチング。
で、実際に滑って教えるのが、こちらも元ダンスチャンプのウソワさん(こちらはズーリンさんの元パートナー)たちだったわけです。
なんかややこしくなってきましたね。


特に記憶に新しいのはヤグディンを五輪チャンプへといざなった「トゥステップ」
「ジン・ケリーばり!」と実況されてましたね、あの考案者。
それからはみるみるうちに「振付師」としての地位をあげていきます。
次の年は恋人でもあるカナダのボーン・クラーツ組を世界チャンプにおしあげ(最近この人と結婚した)、一大トゥステップブームを開拓。コーエンを初め世界の名だたるスケーターは彼に振り付けを頼みました。なんとヤグディンのライバルだったプルシェンコまで!
そんなこんなでタラソワから独立し、「今はコーチ兼振付師」という肩書き。
若いだけあって考え方も柔軟で、新採点法にもきちんと順応している(はず)ですし、近年は「ちょっとやりすぎ」といわれたトゥステップもやめて、ボーンと共に「滑って教える振付師」としてダンス・シングル垣根をこえて大もうけ、いいえ、大活躍しております。(笑)
現在この方にコーチング・振り付けを頼んでいるのは(私が知っている範囲で)、荒川さんはもちろんのこと、高橋、ヴォルチコワ、グルシナ・ゴンチャロフ組、グレゴリー・ペツコフ組…
早い話が、アメリカで大成功しているおいちゃんというわけです。
おいしそうな名前ですが、甘く見てはいけませんよ(笑)


その他、コーチ、振付師は往年の有名選手ってことが多いので、昔からのフィギュアファンの皆さんは、そちらばかりに気を取られている…なんてことも。