女子

真央@
ショートを怒涛の快進撃で一位。
あはは、GOEに加点しかついてない。表現点で7点台をマーク。
そのせいもあって、フリーは緊張気味だったみたい。
基礎点が高いことを全部やると、それだけでTESは60点にものぼるフリー。
ただ踊ってる真央をみてると、そう感じないのがすえおそろしい(笑)
最後のスピンで力尽きちゃって、その評価自体はよろしくない。
でもそれは3Aに二度挑戦した結果、ごまかしでマイナスいただいて、もうひとつは2Aになっちゃったけど。その根性は拍手もの。
PCSもTRを覗けば全て7点台!まだのびしろがある、フリーは改善の余地がある!
「次はトリプルアクセルと3回転のコンビネーションに挑戦します!」とのこと。
なんだか彼女ならやりとげてしまいそうですね。
これはGPFでぜひとも優勝していただきましょう!(気が早い)


荒川@
と、この結果をうけて、GPF進出が困難になった荒川さん、フリーでは二位につけるけれど、それはコーエンの抑えがきいた結果とみるのが無難。
全体的に中国杯よりも動きはよかったものの、やはり難しいことやりすぎてジャンプが後手後手になってる感が。
SPでは珍しくスパイラルでバランスを崩すなど、まだまだ本調子ではないことを露呈。
それでジャッジ側にも印象を悪くしたのか、フリーでも点数は伸び悩む。
LPは3-3が3-2になったり、ルッツでミスったり…まるでSPの焼きまわしみたいです。
彼女は厳しいですね、”回転不足”のイメージがつくと、見る側も厳しくなるでしょうし。
それで気負ってしまう…ああ、タイタニック時代に戻ってしまわれるの?
スピンやスパイラル・ステップは軒並みレベルの高いものをやって、最後のステップ⇒おもしろスピンでは加点もいただいているだけに、残念で仕方ありません。
このフリーはハイライトが随所にあって、あきないしステキなプログラムだと思うのですが、個人的にはイナバウワーはもっと長いことみたい。
それでもコーエンを下せてよかったよかった。
GPFにでないことで、全日本に照準をあわせてこれることはよきこと。とプラス思考。
まだまだ本番は先ですもの、荒川さんはこんなところでへこたれる女じゃないです。


しかし、荒川さんの進退如何が、アメ3位の恩田、カナダ3位中野、それからメンバー&土地柄からして表彰台が確実視される安藤の出来次第というのが、残酷なめぐりあわせ。
ふつうに170点でてGPFにでれないなんて!!
つくづく、振り分けの妙になかされますね…


コーエン@
SPは去年と同じダークアイズ、これダイスキ。
出だしのコンビネーションジャンプはルッツ-2トゥ(後も3Tを狙ってたんだろう)そのあとの3フリップもいい出来ではなかったんですが、その後のスパイラルやスピンで帳尻をあわせてきました。
さらに深みをだしてくると、怖い存在です。
そしてFPはロミオとジュリエット
以前は黒い衣装でEXでやっていましたが、白い幻想的でセクシーな衣装もなかなか似合うし、いいPGにしあがっています。
特にスパイラルは世界一の脚の角度だけでなく、手や表情の動作も素晴らしいと思います。
が、世選からみたら「どないしたの!」ってくらい抑えられてます。
当初はスルVSコーエンの一騎打ちかと思われていたのに。
これでは、スルのPCSも抑えないとブーしますよ!
今回サーシャはジャンプにミスが目立ちます。つまりは良くないときのコーエン。
真央パワーにプレッシャーを感じたのか、3ルッツ2トゥ2ループをくりだすも、後半のジャンプが決まらず3サルコウで転倒。
それでもPCSではほんのちょっとだけ荒川さんにかってるんですよね〜。
彼女は本当はこれくらいが妥当なのかな?
ロミオ&ジュリエット、どんなPGなのか楽しみだったけど…くやしいですね。
三人ともすきなだけに、ちとつらい。
GPFのメンバーがかなしくなってきてまっせ。


マイスナー@
やっぱり出てきた!!
最後のスピンはビールマンを取り入れる選手が多い中、アップライトでおわるというのがいい感じ。
ジュニアワールドよりも背も伸びて、手足が長くなって、スパイラルもうまくなって…アメリカの選手だなあって感じ。
アクセルはあきらめたのかしら?だけどジャンプがうまい。
彼女だけがフリーで3-3(しかもトリプルルッツからトリプルトゥですよ!)に成功しています。
惜しむらくはその成功でホッとしちゃったのか、ソロのループが2回転になったこと。
ロシェットも射程距離にはいっていただけに、残念です。
が、TESだけなら真央に続いて二位です!!
アメリカ選手らしく、スパーラル、スピンもレベルの高いのをソツなくこなしていますし、NHK杯がとても楽しみ。安藤さんタイプなので、どっちがジャンプ娘か勝負ですわね。


ちょこっとまおちゃん画像。
http://editorial.gettyimages.com/source/search/details_pop.aspx?iid=56239556&cdi=0

さてさて最終結果です!
1 Mao ASADA JPN 182.42 1 1
2 Sasha COHEN USA 175.12 2 3
3 Shizuka ARAKAWA JPN 173.30 3 2
4 Joannie ROCHETTE CAN 167.22 4 5
5 Kimmie MEISSNER USA 155.72 6 4
6 Elena SOKOLOVA RUS 152.52 5 6
7 Annette DYTRT GER 131.88 7 7
8 Galina EFREMENKO UKR 107.98 9 8
9 Anne Sophie CALVEZ FRA 102.90 10 10
10 Fleur MAXWELL LUX 102.44 11 9
11 Nadege BOBILLIER FRA 101.96 8 11

おわってみればこんな感じ。
マイスナー、シズニー共にアメジュニア勢の力は本物だったということ(だけどやっぱりプッシュアップを感じずにはいられない)
それによりクワンがひきずりおろされそうなこと…!
どこもかしこも、代表争いは涙なくしては語れませんね!
これにより、真央とロシェットとソコロワのファイナル進出がほぼ確定しました。
シズニーはすでに決定済、おそらくロシアではスルが優勝するのでしょう。
のこり一枠、絡むであろう候補が日本人ばかりなのを、喜んでいいのやら悲しんでいいのやら。